快適性につながる補聴器の機能③「ハウリング抑制機能」
補聴器の技術進化とともに、補聴器の快適性の向上につながる様々な機能が登場しています。
快適性につながる補聴器の機能③「ハウリング抑制機能」
快適性を向上する機能の第三弾は、ガーガーうるさいとならんで補聴器の悪いイメージとなっているピーピー鳴ってうるさい、人前で使えないという問題を解消してくれるハウリング抑制機能をご案内します。
たしかにハウリングはとても厄介な症状です。ハウリングの原因が補聴器の音の増幅機能にありますので、原因対処で音の増幅を抑えると音量が足りずよく聴こえないという本末転倒なことになってしまいます。また昔はハウリングを抑える技術が進んでいませんでしたので、物理的に音が漏れないように耳せんを選んだり、耳あな補聴器をぴっちりサイズにしたりしていましたが、今度は装用感の悪化や閉塞感の増加という新たな問題を生んでしまっていました。たかがハウリング、されどハウリングで、ご購入時に、ハウリングをしっかり抑えられるかどうかよく確認していただくとよいと思います。
現在主流になっているのはハウリング抑制技術は「逆位相式」といって、ハウリングの音と真反対の音を作りぶつけて打ち消す方式です。この技術の最大のメリットは、音の増幅を犠牲にせず、ハウリングを抑制できることです。私が業界に入った10年ほど前から存在していた技術ですが、着実に進歩を重ねっており、以前は抑えることが難しかった、帽子によるハウリング、電話時のハウリング、壁面に近づいた時のハウリングもかなりコントロールできるようになってきています。100%抑えることはできませんが、仕事で補聴器を着けて電話をしなければならないなど肝心の場面で補聴器が使えるかどうか、ご購入前に確認をされるとよいと思います。
あんしん補聴器では、貸出試聴を推奨していますので、ぜひ実生活でその機能を体験していただければと思っています。ご気軽にお問い合わせください。
お問い合わせは、あんしん補聴器 082-921-3305