快適性につながる補聴器の機能①「雑音抑制機能」
補聴器の技術進化とともに、補聴器の快適性の向上につながる様々な機能が登場しています。
快適性につながる補聴器の機能①「雑音抑制機能」
雑音がする、ガーガー言ってうるさいというご不満が補聴器使用者のご不満の代表格かもしれません。私も多くの方のご相談を受けてきましたが、この原因でせっかく購入した補聴器をほとんど使っていないという方もたくさんいらっしゃいました。
故障をしていなければ、補聴器自体が雑音を発生することはありませんので、音の調整が聴力と適合していないことが原因の場合もあります。ここでは音の調整がしっかりあっている条件で、快適性を向上する機能をご紹介したいと思います。第一弾は「雑音抑制機能」です。
デジタル補聴器の時代となって、各メーカーが雑音を抑える技術を研究を進めてきています。
ノイズブロック(フォナック)
補聴器に入ってくる音を監視し、会話音とそれ以外の音の違いを分析。入力された音声の特性に基づいて、必要なチャンネルの騒音だけを抑制します。 これにより、会話の音質を損なうことなく騒音を抑制し、より快適な聞こえを実現します。
ノイズトラッカーⅡ(リサウンド)
会話音と雑音を瞬時に判別して、会話の邪魔になる雑音を抑制する機能です。一般に連続する定常雑音を落とすことが主な目的で、快適性を高めることで会話の聞き取りを楽にします。
アキュイティボイス(スターキー)
背景雑音すべてを取り除くのではなく、最大限に会話が理解でき、背景雑音を快適に聞こえるレベルにまで低減させています
※各メーカーHPより抜粋
各メーカー共通しているのが、会話の聞き取りを落とさず、雑音を抑える点です(下図参照)。雑音の解消できる補聴器をお探しの方は、雑音を抑えるとともに、会話の聞き取り具合はどうか?という観点で試聴されるとよいのではないでしょうか。雑音で困っている環境で使うだけでなく、その場で誰かと会話をしてみることがポイントになってきます。
お問い合わせは、あんしん補聴器 082-921-3305
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